冬野菜の王様「白菜」を飽きずにおいしく食べきりたい!
おはようございます、鈴木裕子です。

今が旬の白菜。ビタミンCやカリウムが比較的多く、他にもカルシウム・マグネシウム・亜鉛などのミネラル、そして食物繊維も含む白菜は女性にうれしい冬野菜です。
しかし鍋物にと買ったものの、使い切れずにいつまでも残っていたりしませんか。また、大物野菜の白菜は、冷蔵庫の中で場所を取ってしまうのも困りもの。
白菜を買ったことを後悔しないために、私はできるだけ早く包丁を入れるようにしています。
■軸の硬さを生かして甘酢和え
白菜は、葉の柔らかさと軸の硬さが対照的ですよね。硬くてあまり味を感じない軸の部分は、火が通りにくいのもあり使いにくさを感じていました。そんな時、中華料理店でその食感を生かしたこんな料理に出会いました。シャキシャキ感が美味しい甘酢和えです。

<材料>
- 白菜の軸 適量
- 酢 大さじ2
- ごま油 大さじ1
- 砂糖 小さじ2
- 唐辛子の輪切り 適量
※味を見ながらお好みで増減してください!
<作り方>
- 白菜の軸は繊維に沿って太めの千切りにし、塩もみをして水気をきる。
- 酢以下の調味料を合わせて加熱し粗熱をとってから、白菜の軸にかけて和える。
ポイントは、軸の硬い部分のみを使いこと。歯ごたえを楽しむために、軸と葉は完全に切り分けます。

甘みが美味しい葉の部分は、千切りにしてサラダにしてもいいですね。
■干してからの丸ごと焼き白菜
空気が乾燥していて風のある冬は、干し野菜作りにいい季節です。生のままだと大量に感じる白菜ですが、干すことで水分が蒸発しぐんとかさが減ります。さらに、素材の味が凝縮されて、野菜の旨みを強く感じられるのも嬉しいですよね。

干し物をするとなると、専用の道具が必要では?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、干し網やざるがなくても、ケーキクーラーなどで代用OK! 白菜を干す際は、一枚一枚バラバラにするよりも、根本を残したままの方が扱いやすいかと思います。半日ほどで、いい具合に干し上がりますよ。
甘みが増した干し白菜は、焼く調理法がぴったり。 干した白菜だからこそ水分が出にくく短時間で調理できますし、軽く乾燥した切り口は香ばしい焼き色がつきやすいといいことづくめ。
そこで、干し白菜を使った、フライパンで手軽に作れる丸ごと焼き白菜をご紹介します。

<材料>
- 白菜 1/8個
- 厚切りのベーコン 適量
- オリーブオイル 大さじ1
- にんにく 1/2片
- 塩・胡椒 適量
- 醤油 適量
- 粉チーズ 適量
<作り方>
- フライパンでベーコンを焼いて取り出しておく。
- フライパンにオリーブオイルとスライスしたにんにくを入れて焼いてオイルににんにくの香りを移し、にんにくは取り出す。
- 1/8に切った干し白菜を丸ごと入れて中火で軽く焦げ目がつくまで焼く。
- 裏に返して、塩胡椒して焼く。(お好みで蓋をして焼く)
- 軸の部分が柔らかくなり、両面においしそうな焦げ目がついたら、醤油をまわしかけて器に盛り、ベーコンをのせて粉チーズをかけて完成。
豪快な見た目が食欲をそそるので、我が家はテーブルについてからキッチンバサミで切り分けます!焼き目が香ばしく、蒸し焼きで軸までとろっと甘い丸ごと焼きは、1/8個を2つ焼いても家族でペロリです。
■冷凍しておけば手軽に使えて時短になる
冷蔵のままだといつの間にかしなびてしまったり、切り口から色が悪くなってしまう白菜。大きな白菜を扱うのが面倒だと感じてしまう私は、買ったらすぐに冷凍します。
手順は、洗って使いやすい大きさに切った白菜を、生のまま保存袋に入れて空気を抜くだけ。

できるだけ平らにならして凍らせれば、使うときにほぐしやすいですよ。
冷凍野菜はなんとなく味がぼやけるようなイメージだったのですが、白菜はそんなことはありませんでした。水分が少し抜けるので、味がより凝縮するように感じます。
冷凍白菜は、解凍せずに凍ったまま料理が可能。八宝菜のような炒め物でも、生の時と同じように炒めるだけ。冷凍によって組織が壊れ、火が通りやすく時短になります。
我が家でよく使うのは、白菜の甘みを感じられるお味噌汁やシチュー。旬の冷凍白菜のお味噌汁は、他の具材がいらないぐらいしっかりとした味で美味しいんですよ。
そのまま冷蔵庫に入れておくだけだと、取り出して包丁を入れるという作業がとても面倒に感じてしまう白菜ですが、「葉と軸に分けて切る」「干してから焼く」「買ったらすぐに冷凍する」というようなアプローチ法で、飽きずに食べきられるようになりました。
シャキシャキもとろとろも味わえる旬の白菜。無駄にすることなく、美味しく食べ切りたいですね!
白菜と並ぶ冬野菜といえば大根!大根の美味しい頂き方はこちらから。
毎日が快適に、ちょっと素敵な日々になりますように!

鈴木 裕子
「暮らしをスリムにする仕組みづくり」で、毎日自分にゆとりをもたらすサポートが得意。
プチプラを中心とした着こなしは、誰でも取り入れやすく、スタイルアップして見えると人気!
ブログ:くらしスリム

