意外と知らない!? ボタン電池の処分の仕方
おはようございます。 川井未来です。
お客様宅の片づけに伺うと、あちこちから出てくるものの1つに電池があります。 使い終わったものや開封していない新しいものまでと様々ですが、電池は捨て方が他のゴミと違って面倒だからと、「とりあえず後回しに…」「まとめて捨てよう」と、その辺に置いてしまうパターンが多いように思います。
特に、「ボタン電池」その傾向が高いように思います。 今回は、このボタン電池の処分の仕方についてお伝えしていきたいと思います。電池は、取り扱いの仕方によっては、発熱して発火の恐れもありますから、しっかりと確認しておきましょう。
Contents
〇コイン電池とボタン電池の違い
私たちの日常生活では、
- リモコンなどに入っている使い捨て乾電池
- 腕時計などに使われているコイン型リチウム電池
- おもちゃなどに使われているボタン電池
など、沢山の種類の電池が使われています。 電池を処分する時に、特にわかりにくいのが、コイン電池とボタン電池です。この2つの違い、ご存知ですか?

基本的に大きさも種類によって違いますが、型番の最初のローマ字に違いが。
ボタン電池は、ワイシャツのボタンくらいの大きさで、
SR〇〇(酸化銀電池)
LR〇〇(アルカリ電池)
PR〇〇(空気亜鉛電池)
のアルファベットからはじまる電池です。
ボタン電池より、薄くて大きいリチウムコイン電池というのがあります。
CR◯◯(リチウム電池)
BR◯◯(リチウム2次電池)
のアルファベットからはじまっているものがそれになります。
〇ボタン電池の捨て方
我が家では子どもが生まれて、戦隊モノのオモチャで遊びだすようになると、ボタン電池をよく使うようになりました。

男の子ママは、そうそう!!と同意してくれるかな?コレが本当にたくさん使うんです!!
ボタン電池は微量の水銀を含んでいる場合があるそうで、そのまま捨てたら、環境汚染の原因になってしまいます。 面倒だからといって、そのまま不燃ゴミには捨てないでくださいね。
ところが使い捨ての乾電池は自治体で引き取ってくれる一方、 ボタン電池の回収はしていないところが多いんです。 私の住んでいる地域でも、使い捨て乾電池は、市役所や、市内の公民館で回収してくれますが、ボタン電池は回収してくれません。
では、どうやって捨てたらいいのか?というと…

電気屋、メガネ屋、スーパーなど、回収に協力しているお店に持って行って、上の写真の缶に捨てます。
電気屋さんはわかるけど、なぜメガネ屋さん?と思うかもしれません。 眼鏡店では、補聴器を扱っていることも多く、この補聴器に使用するのがボタン電池。だから、回収しているところも多いのです。
ご自宅の近くで回収している場所を探してみてくださいね。
ボタン電池回収協力店はココをクリック!
間違った捨て方を防ぐため店頭に出していないお店も多いので、ぜひ店員さんに声をかけてみてください。
一方、コイン電池は、水銀を含んでいないので、普通の使い捨て乾電池と同じ扱いで大丈夫。つい溜まりがちな電池、タイミングを見つけて手放しましょう。
〇捨てる際の注意点
1つだけで持っていくのは面倒だから、たまるまでまとめて、ビニール袋に入れてる!なんてご家庭も多いのでは? 実はこの保管の仕方、ちょっと注意が必要です。
2018年、店舗内に置かれた廃棄前のボタン電池が原因で出火し、大阪のホームセンターが全焼するという火災が起きました。 完全に使い切っていないボタン電池が、重なり合うと、一方の電池が導線として働き、電極がショートして、発熱や、発火や破裂を引き起こす危険性があるそうです。
また、ネックレスやヘヤピン、コイン、鍵など電気を通すものと一緒に保管したりしないようにするのも、危険。特にコイン電池は、ボタン電池より発火の危険が高いので、要注意です。

事故を防ぐために、使い終わったら、必ず、上の写真の図ように、プラス極とマイナス極にセロテープなどを貼って絶縁してから、捨てたり保管したりするようにしてください。

基本的には、お住いの市区町村の指示に従って対処してください。
また、ボタン電池は、誤飲すると、大変危険です。 ふたが、しっかりしまっておらず電池が出てしまい、誤飲してしまったという事故も起きているそう。
小さいお子様のいるご家庭では、保管場所に気を付けて、遊ぶ際には、口の中へ入れてしまわないように注意しましょう。
ゴミの捨て方って、分からないと後回しになってしまいがち。 でも面倒だけど、わからないままにせず調べてみる。 物を家から出す機能をストップさせない!それだけで、片づけが一歩進みますよ!
毎日が快適に、ちょっと素敵な日々になりますように!


