ズボラでも続く!“ついで家事貯金”で増やす自分時間
おはようございます、 森 安代です。
みなさんは、【家事貯金】という言葉をご存じでしょうか?
インスタグラマーの leaf 河内智美さんが発祥の言葉で、「毎日の家事の負担を減らす仕組み」のこと。 未来の自分が楽に過ごせるよう、前もって少しづつ家事タスクをこなし、貯金をしていくのです。
しかし今の生活で手一杯なのに、新しい家事習慣を身につけるのは至難の業。 私自身、何度も家事貯金に挑戦しては3日坊主…を繰り返していました。
「ズボラな自分でもできる家事貯金はないか」と模索してたどり着いたのが“ついで家事貯金”! 今回は我が家で実践している『めんどくさいを最大限に省いた家事貯金』の方法をご紹介いたします。
◾️ポイント①回数を減らす〜料理編〜
毎日、愛する家族のために欠かせないのが食事の支度。家族の健康や、みんなでテーブルを囲む楽しい時間は料理なしには語れません。
でも「料理をする」と一言で言っても、完成するまでには多くの手順がありますよね。 【買い物→食材を切る→調理する→調理器具・食器を洗う→調理器具・食器をしまう】 これら全てを毎日やろうとすると、かなりの労力がかかります。
我が家ではそれぞれの手順を最低限にすることで、料理の家事貯金に成功しました。
- 食材はまとめ買いをして、買い物へ行く回数を減らす。
- 一度切りはじめた根菜やキノコ類は全て切り、冷凍庫へ保存する。
- 肉はキッチンばさみを使って切り、料理酒と一緒にフリーザーバックへ入れて冷凍保存する。
- 煮物やきんぴらなどの日持ちするおかずは、一度に大量に作る。

「週末に常備菜を作り置きする」というのもよく目にしますが、料理が苦手な私にはそれすらハードルが高かったため、この4点だけ行うことにしました。
たったこれだけのことですが、毎日の負担は激減! 包丁・まな板を出した「ついで」に切れるものを全て切っているので、日々の洗い物の量が少なくなりました。
また自家製のカット野菜や手作りのおかずが一品でも冷蔵庫にストックされていることで料理にかける時間がさらに短縮。「メインを一品作ればいいだけ」と思うと、気持ちまでラクに。しっかりと家事貯金をすることができるようになりました。
◾️ポイント②手順を減らす〜洗濯物編〜
家事の手順を減らすことも、家事貯金をするのに大切なポイントです。 私が特に効果を感じたのが洗濯物。
- 洗濯機の真上にハンガーをつるしておく。
- ハンガーに干したものは、取り込んだらそのままハンガーラックへ収納する。
- 子どもの下着は畳まずに箱の中へ入れる。
この3点を取り入れただけで、洗濯物にかける時間を減らすことができました。

さらに嬉しかったのが、私自身が子どもたちへ小言を言わなくなったこと!
我が家の子どもたちは自分のお気に入りのパンツや靴下を探すため、引き出しの中はいつもぐちゃぐちゃ…。それを見る度に「綺麗に直して!」と注意をしていました。
でも「パンツと靴下くらい自分の好きにさせよう」と畳むのをやめた途端、気持ちがとても楽になったんです! 必要以上の小言がなければ、お互いに気持ちよく過ごせるもの。家族みんなが気持ちよくいられることは、家事貯金の良いところだと実感した出来事でした。
◾️ポイント③習慣に紐づける〜お掃除編〜
ある企業が実施した『ワーキングマザーの嫌いな家事ランキング』では、一位が浴室掃除、二位がキッチンの換気扇やコンロの掃除でした。
「濡れる家事」や「汚れが蓄積された場所の掃除」は、どうしても面倒くさいと感じてしまうもの。 こういった場所も何かのついでに掃除をすることで、お掃除のハードルをグンと下げることができます!
- 手を洗うついでに洗面台を軽く磨く。
- 脱衣所のゴミを回収するついでに、お風呂の排水口のゴミも回収する。(お風呂に入る前にやるとさらに楽!)
- お風呂に入ったついでに浴室のどこか一ヶ所を掃除する。
- 食器洗いで濡れたところを拭くついでに、コンロ周りも拭いておく。

このように「毎日必ずやること」と「ついで掃除」を一緒に行うことで、面倒臭いと思う隙を持たせません。
長続きさせるコツは『掃除道具をすぐ手に取れる場所に置いておく』こと。我が家では浴室や洗面台に道具を出しっぱなしにすることで、三日坊主を回避。すぐにできるから、家族に頼みやすいというのもメリットのひとつです。
汚れが溜まる前にちょこちょこ掃除をしているので、週末にまとめて油汚れやカビ取りをすることが無くなり、家事貯金の効果を実感できています。
いかがだったでしょうか? 今回のアイデアが、みなさまの家事貯金の増加に繋がりましたら幸いです。
毎日が快適に、ちょっと素敵な日々になりますように!


