暮らし

知っておきたい、子どもの五月病

おはようございます、森 安代です。 

4月は「変化の季節」。 入園・入学、引越しや仕事場の移動など環境が大きく変わった方もいらっしゃると思います。 我が家の長男(7歳)・次男(5歳)も学年が上がり、新しいクラスでの生活にやっと慣れてきたようです。 

しかし「慣れてきた」というのは、私のノンキな見解かもしれません。きっと子どもたちは親の見えないところで、新しい環境に馴染めるよう頑張っているはずです。 

そんな頑張っている子どもたちの間で「五月病」が増加していることをご存知でしょうか? 

今回は「子どもの五月病」と、それを防ぐ方法についてお伝えいたします。 

◾️「子どもの五月病」が増えている  

今までの「五月病」のイメージは、新社会人や転職をした人が新しい職場でストレスを抱えすぎた結果、ゴールデンウィーク明けに心身に不調をきたすというものでした。 

しかし近年では五月病にかかる年齢が下がってきており、中高生のみならず、小学生や幼児がかかるケースも増えているのです。 

まだ「家庭」と「学校・園」が人間関係の大半を占めている子どもたちは、私たちが思っているよりもずっと大きな不安を感じながら新学期を過ごしているのでしょう。 

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五月病は正式な病名ではなく、病院では「適応障害」と診断されます。 

主な症状は【不安感が強い・集中できない・眠れない・食欲がない・めまいや動悸】などが多い様です。 

ある程度年齢が上がれば自分の心身の変化に気づき、周りに相談をすることもできます。 しかし小学生や小さな子どもが自分の状態を大人に説明するのは、かなりハードルが高いもの。 誰にも打ち明けられない状態が続き、「周りが気づいた時には五月病になっていた」ということも大いにあり得るでしょう。 

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◾️五月病を防ぐためにできること  

子どもだけでなく、私たち大人もやることが目白押しの新年度。 「しっかり子どもと向き合えていない」と悩んだ経験があるのでは? でもご安心ください。仕事や家事の合間に取り入れられる小さな取り組みで、子どもの五月病は防ぐことができるんです。 

●話をきく 

まずは何気ない会話を増やし、「話を聞いてもらえる」という安心感を子どもに持ってもらうことが大切です。とはいえ毎回家事の手を止めて話を聞いていると、やることが溜まっていき大人側も気持ちの余裕が無くなってしまいますよね。 

そんな時は「お風呂の時間」や「食事中」「寝る前」など、お互いに落ち着いて話せる時間を見つけ、その時間はじっくりと話をきくという方法もオススメです。 

●スキンシップをとる 

子どもを抱っこしたり、手を繋いだり、ぎゅっと抱きしめたりすると、愛情や安らぎを与えるホルモン【オキシトシン】が分泌されます。「ただいまのハグ」や「話している時に手を握る」など、ちょっとした時に子どもに触れる習慣をつけると、親子ともに安らぐことができます。特に副交感神経が優位になる夕方以降にするのが効果的です。 

●静かに見守る 

子どもが大きなストレスを感じていると、今まで出来ていたことが出来なくなったり、動きがゆっくりになることがあります。 

やることが多い夕方以降は、ついつい「早くして!」と子どもを急かしてしまいがちですが、時には静かに見守ることも大切。「そういう日もあるよね」と一度受け入れることで、子どもに安心感を与えることができます。 

●睡眠の質を上げる 

「質の良い睡眠」もストレスを解消する大きな役割を担っています。特に子どもは睡眠中に成長ホルモンが分泌されるため、8~10時間寝る必要があると言われています。 

そんな睡眠の質をあげるには【セロトニン】というホルモンが必要不可欠! 「幸せホルモン」とも呼ばれているセロトニンは気持ちを安定させる効果があり、眠気を誘発する「メラトニン」の原料でもあります。 

日光を15分ほど浴びることで分泌され始めるので、お休みの日でも午前中からお子さんと公園で遊んだり、歩いてお買い物に行ったりするのがオススメです! 

逆に夜強い光を浴びてしまうと、メラトニンの分泌が抑えられ眠れなくなってしまいます。 寝る直前までゲーム・スマホ・テレビなどの画面は見ないよう、気を付けてあげてください。液晶画面から離れ、親子の会話の時間を増やせば一石二鳥ですね。 

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◾️体へのアプローチも効果的! 

いままでお伝えした方法は、お子さんが親の話を素直に聞いたり、一緒に行動したりしてくれる年齢ならとても効果的です。 

でも親から自立し始める思春期の子達に行うのは難しいことも…。 そんなときは、体調面でのサポートをしてみてはいかがでしょうか? 

●食事を工夫する 

先述した幸せホルモン「セロトニン」は体内で分泌されますが、その材料となるのが【トリプトファン】です。体内では作ることができないアミノ酸の一種なので、食べ物から摂る必要があります。 

トリプトファンを多く含む食品は、手に入りやすく調理の手間もかからないものが多いので、ぜひ日々の食事に取り入れてみてください。 

<セロトニンを作る食品> 
バナナ、乳製品、大豆製品、まぐろやカツオなどの青魚 
米などの穀類、鶏胸肉やささみ、レバー、そばやスパゲッティなど 

またストレスを感じるとチョコレートやお菓子など糖分の高いものに手が伸びがちですが、これらは血糖値の急上昇→急降下を起こしてイライラや不安感の原因になります。食べすぎには要注意です! 

●腸内を整える 

今回のお話のキーワードとなっている幸せホルモン「セロトニン」ですが、実はその90%が腸で作られているんです!つまり腸内環境が悪化すると、気持ちも落ち込みやすくなるということ。「腸は第2の脳」と言われる所以です。 

腸内環境を整える方法はとてもシンプル。「発酵食品」と「食物繊維」を摂って、善玉菌を増やすことです。 発酵食品で腸内菌を活発にし、そこへ菌のエサとなる食物繊維を届けることでどんどんセロトニンが生成され、気持ちが前向きになっていきますよ! 

<善玉菌が含まれる食材> 
味噌、醤油、乳酸菌飲料、ヨーグルト、チーズ、キムチなどの漬物、納豆、日本酒など 

<食物繊維が含まれる食材> 
玉ねぎ・大根・ごぼう・かぼちゃなどの野菜類、わかめ・昆布などの海藻類、大豆・オートミールなどの穀類など 

いかがだったでしょうか? 今回の情報が、みなさんとお子さまの健康的な毎日を支える一助になれば幸いです。 

毎日が快適に、ちょっと素敵な日々になりますように! 


森 安代

お子さまが「自分でできる」片づけの仕組み作りが得意。DIYやアイディア収納で、暮らしをラクに楽しくします!

Instagram:moriyasu1127

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