主婦の膨大な名もなき家事負担!減らすために取り組んだ3つのポイント
おはようございます、鈴木裕子です。
例年に比べると短い夏休みですが、日々の「家事」は変わらず沢山ありますよね。
「家事」というと、料理・洗濯・掃除・片づけなどの単語でひとくくりにされがちですが、「名もなき家事」と呼ばれる家事を円滑に回すためのこと細かな一連の家事を家族はどれだけ知っているでしょうか?!
夕食を作るにしても
- 家族の好き嫌いや栄養、旬、冷蔵庫内の食品の賞味期限を考慮してメニューを決める
- 家にある材料に足りない材料を買い足す
- スーパーの特売品を取り入れるか予算を考えながら買い物する
- 家族が揃う時間、または家族がそれぞれ食べる時間に合わせて調理時間を調整する
- 子どもの話し相手になったり宿題も見ながら火加減も見る
- 家族が食べてくれる味つけにする
- 調理しながら洗えるものは洗っておく
- 翌日のお弁当に回せるものは取りよけて冷蔵庫に入れておく
- 晩酌後にご飯を食べたり食べなかったりする夫に、ご飯は食べるか聞いて残りは冷凍する
- 完成した料理やお箸をテーブルに運んでもらうよう家族に呼びかける、、、
というように、夕食作りに関わるタスクが一体どれだけあるのか?!
一つ一つは難しい作業ではないかもしれませんが、実は時間がかかったり、常に家族のことを考えての作業が気づかぬうちにストレスの元となっていたりするものばかりです。
日々、これらを当たり前にやっている自分って、本当によく頑張っているなと褒めずにはいられません!でも、そろそろ家族を巻き込んで家事をしてみても良いかもしれません。
①我が家の「名のある家事」と「名もなき家事」の数量を知る
まずは、家族みんなで家事の数量を確認することから始めました。
もともと共働きのご家族は、既に家事の分担が決まっているかもしれません。しかし我が家の場合は、私の専業主婦期間を経ての共働きのため、家事全般を把握しているのは私だけ。家族は、ママはいつもバタバタやってるなー程度にしか思っていなかったようです。私の中では、どれも誰かがやらないと暮らしが成り立たない大事な家事だったのですが。
そこで、いくつかある家事分担アプリからこちらのアプリを使って、私と夫の家事の分担の割合を見てみました。
Yieto
※夫と妻の家事分担を二人にとってハッピーにすることを目的に作られたアプリ
日常タスクやイベントタスクなど100項目以上の家事タスクがあるのですが、我が家の分担マップはこんな結果が出ました。

夫担当:8
私担当:80
二人で担当:12
95%は私が担当してしていると思っていたのですが、意外や夫もそこそこ担当していました!
車関連や保険の見直しなどは私はノータッチなのですが、そういったことも「家事」なんだと認識させられたのはちょっと誤算(苦笑)。
それを踏まえても、一般的に家事はこれだけあって、お母さんが8割を担当しているという事実を家族全員が把握することが大事!
夫や子どもたちがやってくれる家事は単発で終わる場合が多いのですが、お母さんの家事は数が多い上に、連続かつマルチであることを認識してもらえるよい機会となりました。
②やらないことを決める
家にいる時間が長かった今年の春、私の場合は時間だけはありました。しかし、3食を家の中で食べる必要があることで食事作りのハードルが上がり、また、子どもたちが家のあちこちでくつろぐことから常に家中が散らかった状態が続き、家事ストレスを抱えながら過ごした毎日でした。
そこで、毎日の家事を手間なく効率よく片づけるために、それまで当たり前のようにやってきたことを次のように変えてみました。
▶︎3食全てに食器洗い機を使って食器の手洗いをしない
夕食後に限定して使っていた食洗機でしたが、朝と昼も使うことで、苦手な食後の片づけの負担を減らしました。

気になる電気代は、夜9時から翌朝9時までがお得になるプランに入っているので、朝晩はその時間に稼働させ、昼は電気代が高い乾燥機能を使わず洗浄機能のみ稼働させることに。
▶︎パジャマやタオルは畳まない
我が家は毎朝洗濯をするので、洗って乾いたパジャマを夜にまた着ます。しまう必要はないのですが、これまでは畳んでから洗面所に置いていました。しかし、今は畳むのもやめてカゴに入れておくだけに変更!家族は畳まれていなくても全く気にしませんでした。
ハンドタオルも毎朝取り替えるので、畳まずにカゴにポン!

この時、翌朝に替えるハンドタオルをカゴの下に、その日のうちに着るパジャマをカゴの上になるよう取り込むことで、パジャマを手に取りやすくしています。
▶︎毎日の買い物をやめて買い物は基本週1だけにする
これまでは、仕事の帰りに毎日のように買い物をしていました。考えて、買い物して、しまうということに毎日時間を取られていたのです。
それを週末の一回だけにすることで、買い物に関わる一連の時間が短縮されました。さらに、夫に車を出して荷物を運んでもらうことで、一週間で家族がどれだけの量を食べて、いくらかかっているのかを実感してもらうことに成功。夫は料理という家事が他人事ではなくなったようで、食事のセッティングや後片づけを積極的にやってくれるようになりました。
自分と家族に最善と思ってやっていたことも、子どもの成長や環境の変化によっては、今の暮らしに合うよう変化させていく必要があるんですね。ちょっとした気の回し方で家事がラクになることは他にもあるかもしれないと思うと楽しくなってきます!
③家族で家事をシェアする
「家事」は「家の事」と書きますよね。「家の事」なんだから家族みんなでやればいいんです!
我が家は、家族それぞれの得意なこととタイプを考慮した上で、家族が負担やストレスを感じないようなタスクをこなしてもらうことにしました。
【息子】簡単な料理をしたがるが気分屋
→「味見してちょうだい」とキッチンまで誘い出して、お肉を焼いたり和え物を作ったりしてもらう

【娘】自分のペースで動きたいルーティン好き
→例えば、「◯時までに洗濯物を取り込んで畳んで仕分けしておいて欲しい」とあらかじめ詳しく伝えておく
【夫】関心のある家事はやるが指示やダメ出しは厳禁
→ベランダ掃除や家のメンテナンスなど、一切口出しはせずに丸投げで任せる
こんな感じです。
一つぐらいならはっきりと毎日の分担を決めてもいいのかもしれませんが、我が家は決めていません。決めてしまうと、家族のできていないことが私のイライラに変わる可能性が高いから!
時間が取れなかったり、どうしてもやりたくない日があるのはみんな同じです。もし、家族が疲れてやり忘れていたりしても、やれる人がやるでいいと思っています。
そして、家族が家事をやってくれたら「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えるように心がけています。だって、たまに言ってもらえるそのたった一言で自分が救われているから!
「家族がお腹を空かせているから、急いで美味しいものを作らなくちゃ!」
「家族が気持ちよくくつろげるように、いつも家をきれいにしなくちゃ!」
こんな風に家族を思うからこそ、いつの間にか家事量が増えているのかもしれません。
家事を一人で抱え込みがち、また、自分でやったほうが早いし間違いがないからと、つい先回りしてやってしまいがちな方ならなおさら!
でも家族は、お母さんがイライラしながら家事を頑張っているよりも、品数が少なくてもいいから笑って一緒に食事をする方がうれしいですよね。自分の価値観を押し付けるのではなく、家族の価値観に目を向けてみることで名もなき家事が減っていくのではないでしょうか。
名もなき家事を減らすことで、家族との時間を充実させたり、自分のためのゆとり時間を増やして、日々のイライラが減っていくといいですね!
毎日が快適に、ちょっと素敵な日々になりますように!

鈴木 裕子
「暮らしをスリムにする仕組みづくり」で、毎日自分にゆとりをもたらすサポートが得意。
プチプラを中心とした着こなしは、誰でも取り入れやすく、スタイルアップして見えると人気!
ブログ:くらしスリム

