子どもにかける言葉を変えてモヤモヤとさよなら
おはようございます、コラムスタッフの後藤です。
今日は、子どもにかける言葉を変えることで、お母さんのイライラも、子供のモヤモヤも解決に向かう方法をお伝えします!
子どもって親からすると「こうして欲しくない!!」ってことをヤラかしますよね。
飲み物や食べ物をこぼしたり、おもちゃを片づけずになくしたり、前見て歩かずにころんだり…
大人からすると「なんで?」「あれだけ言ったのに…」ということが日常茶飯事。
子どもに限らず大人同士でも、旦那さんが靴下を脱ぎっぱなしにするとか、会社の部下がミスをしたり…
あんなにも念押しして伝えたのに、「なぜやるんだ!!」って、叫びたくなることが。
でもちょっと待ってください!
そんな時、どんな声かけをしていましたか?
その声かけの仕方を変えることで、結果が変わるかもよ!ってお話です。
■「してほしい」ことを伝える
なにか気をつけて欲しいことがある時、ついつい言いがちなのがこんな言葉。
「(飲み物)こぼさないでね!」「脱ぎっぱなしにしないで!」「〇〇なミスしないでね!」
そんな風に「して欲しくないこと」を言葉にしていませんか?
ちょっと振り返ってみてください。
よく言われていることですが、人間の脳は肯定語と否定語の区別がつかないそうです。
「こぼさないで」と声をかけると、無意識に「こぼす」にフォーカスが当たってしまうのでこぼしてしまうんですね。

白い服着ている時に、トマトソースのパスタやカレーを注文してしまい、「汚さないように気をつけよう!」って思うとだいたい汚しませんか?
逆に食べ終わって「そういえば白い服を着てた!」って思い出した時には、汚れていないなんて経験あるかと思います。
人は意識が向くとその行動をしがちになるんですね。
では、どうしたらいいのでしょうか?
それは、とっても簡単!!
「してほしいこと」をそのまま伝えればいいのです。
こぼして欲しくない。
つまりこぼさないためには何をしてほしいのか?
「しっかりと持ってほしい」ってことですよね。
例えば、「両手で持ってね」とか「よく見てね」とかになるかと思います。
洋服を脱ぎっぱなしにされたくなければ、「カゴに入れてね」「洗濯機にいれてね」とか。
片づけをして欲しければ、「おもちゃ箱にしまってね」「大切に使おうね」などの言葉を使って伝えるといいですね。

■具体性が増して行動がしやすくなる
してほしいことを伝えるメリットは、他にもあります。
それは、内容が具体的になり言われた相手も行動がしやすくなる。
たとえは、「片づけて!」だけだと、片づけ度合いって人それぞれに異なるから、「片づけた・片づけてない」問題が発生します。
「おもちゃ箱にしまってね」なら、何をして欲しいのかが具体的なので、言われた方はやることが明確になります。
してほしいことがあれば、こんな風にしてほしいのかを具体的に伝えることが大切です!
ただ、言われてもやるか・やらないかは相手の選択なので、やらないかもしれません。
伝えたのにやらなくて、親からしたらよくない結果が引き起こされたとしても、それはその子(人)の経験になります。
経験することで、気がつくこと・得られることはたくさんあります。
例えば、飲み物をこぼしてしまったら、お母さんだけが後始末をするのではなく、お子さんと一緒にやってみてはいかがでしょうか。
まだまだ小さいとできないこともあるかもしれませんが、何かできることをしてもらうことでお母さんが「〇〇してね」って言った理由を知る機会になると思います。
「できない」と思って接すればできませんが、「できる」と思って接すればきっと何かできます。
子どもがやることで、その時の手間は増え、時間もかかるかもしれませんが、これから先のことを長い目で見たら、いかがですか?
きっと経験が子どもの人生を豊かにしてくれますよ。

■肯定語を使おう!
使う言葉は日頃の考え方が反映されます。
また、人にかけている言葉は、自分自身でも聞いていることになるので「〇〇しないで」など否定語ばかりを使っていると、考え方が否定的になりがちでイライラやモヤモヤが溜まりやすくなると私は感じています。
反対に、してほしいこと、肯定語を使うことでイライラの原因が減り、考え方が肯定的になる。
その結果、不要なストレスやモヤモヤとさよならできるとも思っています。
声をかけられる側も「〇〇しないで」よりも「〇〇してね」ならどちらのほうが嬉しいですかね?
私は後者の「〇〇してね」です。

かける言葉で結果が変わります。
使う言葉が変わることで、物事の捉え方が変わり、モヤモヤが減って心地よく過ごせるようになります。
半信半疑な部分もあると思いますが、ぜひ試してみてください!
ちなみに、私が自分自身によく使うのは「覚えておこう!」です。
買い物で買わなきゃいけないモノ、仕事でやらなきゃいけないことなどがあるきは
「忘れないようにしよう」ではなく「覚えておこう!」です。
これは日常的に使うことが多いと思うので、肯定語を使う練習になると思います!
思春期のお子様への声がけは、こちらも参考に!
毎日が快適に、ちょっと素敵な日々になりますように!

後藤 佐知子
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