イライラって悪いこと?自分の”怒り”との向き合い方
おはようございます!こせき みほです。
最近、怒ったり、イライラしたりしましたか?
「アンガーマネジメント」という言葉もよく聞くようになり、なんとなく怒りを持つことはいけないこと、コントロールすべきものという印象を持つことが多いと思います。
でも、毎日仕事や家事、子供と過ごしていてイライラしない、怒らない、というのはハードルが高いもの。 でも、イライラするのは悪いことなのでしょうか?

□あなたはどんな時にイライラしますか?
- 朝急いでいるのに子供がなかなか支度をしない
- 片づけなさいと言っているのに片づけない
- 子どもが宿題をなかなかしない
- もう寝る時間なのになかなか寝ない
- 部屋が散らかっている
- 牛乳をこぼした
- 生理前で体調が悪い
- 頭痛がする
- 仕事が忙しい
- 睡眠不足
- 家族が非協力
- 理不尽な意見を押し付けられる
いろいろな状況があると思います。 でもちょっと思い返してみると、同じ状況でもイライラする時もあれば、しないときもありませんか?
□状況や行動に反応しているわけではない
同じ状況や同じ行動に対しても、怒る時と起こらない時があります。
例えば、自分の家族の誰かが牛乳をこぼした時イラッとしますが、友達の子が牛乳をこぼしたら「濡れてない?」という言葉が先にでてきたり。
牛乳をこぼしたという状況に反応してイラッとしたわけではなく、実はほかの要因が隠れているのです。

□怒りはコントロールできるもの?
怒ることは、感情そのものというより、自分の気持ちを表現する一つの手段です 。
子供を怒って叱っていても、職場や取引先、友人から電話がかかってくれば一旦いつもの調子で電話に出られますよね。 そう考えると、怒ることは自分の意思で引っ込めることができるもの。
怒っているときは、「怒る」ことを自分が選んでいるのです。 「怒る」という、イライラや怒りの気持ちの出口を、練習してコントロールしていきましょう。

□別の気持ちがある
あなたがイライライラした時、実は気持ちの裏には別の気持ちが隠れているかもしれません。 ただ、その気持ちはなかなか表立っては出てこないもの。だから私たちは、感じやすいイライラやムカムカの方をキャッチしがちなんです。
では、イライラにの下に隠れている気持ちを考えてみましょう。
例1)朝出発しなきゃいけない時間なのに、子供がなかなか支度をしなくてイライラ。
- 遅刻すれば園の先生に申し訳ない。(心配)
- 朝ちゃんと起きれない子、母だと思われたくない。(不安)
- 会社にも遅刻するから上司には仲間にも迷惑がかかる。(罪悪感)
- 朝一で大事な約束があって絶対に参加しないといけない緊張感。(焦り)
例2)夕食後くつろいでいる子供たちを見てイライラ。
- 子どもは自由にくつろいているのに、私はやることがたくさんある(不公平感)
- 私だってくつろぎたい(うらやましい)
- 宿題や明日の支度、やること終わっているのかしら?(心配)
そういった色々な感情をひっくるめて表現する方法として、怒ることを選んでいるのです。 このイライラを感じた時に、下に隠れている気持ちまでも捕まえることができたらイライラの解消の近道!自分の胸の内に耳を傾け、隠れた自分の気持ちに気づいてあげてみてください。
□イライラすること自体は悪くない
親自身はもちろん、子どもも同じです。
イライラするのが悪いことに感じるのは、イライラの出口が怒りをぶつけることになってしまうと、相手を傷つけるから。
イライラすること自体を悪いことにして、そこに蓋をしてしまうと、その下に隠れている気持ちに気づくことができません。それはイライラ解消が遠のいてしまう行為にあたります。
イライラしている自分を素直に認め、何にイライラしたのか、どうしてイライラしたのかを考えて、言葉にだせるようになると、イライラの出口が変化して親子ともに過ごしやすくなるはず。
海外の幼稚園では、イライラしたと感じたら、「イライラシール」と自分に貼って「私は今イライラしているのです」と表現する練習をすることがあるそうです。イライラを受け入れ、表現する手段を決めておくのもいいですよね!
親が自分自身の気持ちを受け止めて表現すると、子どもも気持ちを受け止めて表現することを恐れなくなるし、周りの人の気持ちもうけとめられるようになる。

イライラすることは悪くない。その下の気持ちを捉えるきっかけにしちゃいましょう!
毎日が快適に、ちょっと素敵な日々になりますように!



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