『みんなと仲良く!』それって、本当に必要ですか?
おはようございます、こせき みほです。
小学校などでよく言われる「みんなと仲良く」。
ついつい言ってしまいがちな言葉ですが、どう感じますか?「みんなと仲良くする」というのは理想的な状態なのでしょうか。大人はみんなと仲良くできていますか?

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◾️2:6:2の法則
大人になると、気が合う人・合わない人がいるので、気が合わない人とはそこそこのお付き合いをすればいいと知っていますね。
でも、子どもにもは「みんなと仲良くね!」と声をかけがち。
なぜでしょうか?
「みんなと仲良くすべきである」という思いが親自身の中にも多少あるからです。現実はそうではないと理解しつつも、子どもには理想を求めていないでしょうか。
人間関係における「2:6:2の法則」というのがあります。
世界中の、
2割の人は、相性が良い。
6割の人は、普通。
2割の人は、相性が悪い。
大人になると、たしかにそうだわと納得できますよね。2割の相性が悪い人とは距離をおくなどして付き合っていると思います。
◾️子どもだって世界がある
小学校に入ると、親の目が届かない範囲が増えてきます。クラスメイト全員もわかりませんし、親同士が会う機会も激減。子どもが自力で交友関係を築いています。
そうすると、見えないから心配です。そして心配ゆえにとりあえず「仲良くね」と子どもに伝えたり、先生から「みんなと仲良くしています」と聞くととりあえず安心します。
しかし、子どもの世界にも同じ様に「2:6:2の法則」は存在するので、全員と同じように仲良くできなくてもよい、という前提でいることが大切です。
自分がすごく我慢して仲良くする必要はないですが、ケンカをする必要もない。クラスメイトとしてほどよい距離感で付き合う方法を子どもに説明するのによい言葉として、私自身が小学生の担任の先生に言われた言葉がわかりやすかったので紹介します。
「みんなで力を合わせるクラスにしよう」
人間関係で大切なのは必要な時に協力し合えること!人は一人では生きていけません。それぞれ得意な分野、得意なやり方、落ち着いて過ごせる場所でお互いできる限りの協力をする。

◾️協力するために大事なこと
協力するためには、お互いを尊重する気持ちが欠かせません。それは相性が悪いと思う人であっても同じ。挨拶をしたり、困っていたら助ける。
自分と相性が悪いということは、感じ方や考え方の違いがあるだけで、どちらが良い・悪い、偉い・偉くない、ということでなないのです。違いを認めて距離はとるけど、人として敬意を持って接する。

みんなと仲良くできなくてもいいよね、とちょっとゆるりとした気持ちをもつことで、大人も子どもも人間関係は楽になります。また、誰かと協力できると貢献感を持てて、自己肯定感アップにも繋がりますよ!
毎日が快適に、ちょっと素敵な日々になりますように!


