読書が苦手な子にも読みやすい。 子どもと一緒に楽しむ世界名作
おはようございます、川井末来です。
皆さんのお子様は、読書が好きですか?
我が家には、10歳(小学校4年生)と8歳(小学校2年生)の息子がおります。
実は、長男は本を読むのはあまり好きではありません。 小さい頃から、本を好きになってくれたらと読み聞かせをしたり、 出来るだけ本に触れる機会を多く作る様にしていました。 でも…読んでもらうのは好きだけど、自分で読むのは苦手のようです。
一方次男は図書室からどんどん借りてきては、1人で読み進めています。 その様子を見ると、本が好きな子はこんなに読むもんなんだな・・と感心させられます。
同じ環境にいても兄弟で全然違うんだな、としみじみ。
今日は、そんな対照的な兄弟とも、大好きで読んでいるシリーズをご紹介いたします。

Contents
◾️シリーズ30冊の世界名作
我が家のおススメ本は学研から発行している『10歳までに読みたい世界名作シリーズ』です。

2022年2月までに、30冊のシリーズが出ています。
我が家の息子たちはこのシリーズが気に入っていて、ほとんどを読破。 弟からのリクエストで私が寝る前に読み聞かせをすることも多かったのですが、 珍しく、本を読むのが苦手な長男も続きが気になり自ら読み出すほど!
この本には、子どもを惹きつける魅力があるようです。
◾️原作を魅力的にまとめた内容

長年名作として読み継がれている本には、やっぱりそれなりの理由があるんだなと改めて感じます。主人公が魅力的で、読んでいてワクワクするんです。大人が読んでも、面白い!!
私は大学で児童文学を学んでいたため、原作を読んでいる本も多々。『あの内容をどんな風に短くまとめているのかな?』と思いながら読み進めることもあります。大切な場面をしっかり入れつつ、わかりやすく作られているなと感じます。
我が家の子供たちは男の子なので、「赤毛のアン」や「少女ポリアンナ」などは女の子っぽく嫌がるかな?と思っていましたが、読んでみたら意外にもハマっていた様子。それも名作の魅力のひとつなんだろうなと思います。
◾️“絵本”と“本”の中間的な存在
この本の挿絵は、すべてカラー付き。

イラストはちょっとアニメ風で、可愛らしく子どもが好きそう。『文学作品』という堅苦しい感じは全くありません。色がついていると、絵本に近いイメージもあり、読書が苦手な子でも親しみやすいのではないでしょうか。

一冊に50点以上もイラストがついているので、文字から想像するのが苦手な子にも雰囲気がつかみやすいですね。
◾️すべてルビつき
読書があんまり好きではない子供は、知らない漢字があると「読めない!」と、どんどんと本から離れていってしまいます。
でもこのシリーズは全ての漢字にルビがふってあるので、低学年の子どもでも読むことが可能。年齢を問わず楽しめるので、兄弟で楽しみたい方にもおすすめです。
◾️話をわかりやすくする『物語ナビ』付き
本の最初には『物語ナビ』という見開きのページがあり、見たことのない道具の説明や名場面の紹介などがカラーで載っています。

時代背景が今とは違うので、子供たちが難しく感じてしまわないように工夫がされています。
十五少年漂流記では15人も少年が出てくるので、本を読んだだけでは「この子誰だっけ?」となることも。そんな時はこの物語ナビを見れば、すぐに確認できるようになっています。
登場人物の紹介ページがしっかりあるのも子供には分かりやすくてよかったようです。

◾️短めの章で読みやすい
特に本が苦手なお子さんは、一章が長いと飽きてしまいませんか?
この本は、そのあたりを見越して一章を短めに作っているそうなんです。一章読み終えるごとに達成感があるので、読書が苦手な子でも満足できますよね。
読み聞かせをする親にとっても優しい作りになっています。
でもやっぱり子どもたちは続きが気になるらしく、「もう一章!!」というリクエストがいつも出るのは嬉しい悲鳴!なかなか終われない、というのは欠点でしょうか…

◾️我が家の選ぶお勧めベスト
「読んでみたいけど何から読もうかな?」と迷っている方のために、我が家の息子たちのお気に入りベスト3をご紹介します。
【本を読むのが苦手な小4男子のおすすめ3冊】
- 三銃士
- 王子とこじき
- 十五少年漂流記

【本が大好き小2男子のおすすめ3冊】
- 王子とこじき
- トムソーヤの冒険
- 怪盗アルセーヌ・ルパン

【本が好きな私のオススメ3冊】
- フランダースの犬
- ロビンソン・クルーソー
- 赤毛のアン

やっぱり男子は戦いがあるものや冒険ものが好きな様子。 女の子には「赤毛のアン」「小公女セーラ」「あしながおじさん」などもおすすめです。
私も今までに読んだことがないものもあり、読み聞かせをしながら子どもと一緒に楽しみました。 ワクワクしながら読むことで、本の楽しさを知って、もっと本に興味を持ってくれたらと思っています。
『あ!これ、読んだことある!!』という感覚が大事。
こんな話だよね、と頭の片隅に覚えていてくれたらと思っています。知っているのと、知らないのでは全く違いますよね。子どもが大きくなった時、興味を持って完訳本を読んでくれたら嬉しい。そのためのきっかけになってくれたらいいなと思っています。
この『10歳までに読みたいシリーズ』は、『日本名作シリーズ』や『名作ミステリー』なども出ています。 いくつか手に取ってみましたが、こちらも面白い!ぜひお子様と名作を楽しんでみてくださいね。
毎日が快適に、ちょっと素敵な日々になりますように!!


